この件で私が強く思うのは、
むしろ日本の反核運動が、キノコ雲を見たらただちに嫌悪を感じるというような、「原爆のネガティブ・ミーム化」「反核ミームの形成」に戦術的にずっと取りくんできて、そして国内的にはかなり成功してきたということなんだよな。
理論的、散文的レベルで、原爆は不正義である、と認識することと、こういうミーム化された感覚を醸造することとはやや別の話であり、
近年は米国でも、理論の上では、原爆は正しくなかったという意見もそれなりにあるが、それがただちに「キノコ雲をネタで使うな」みたいな反応に結びつくものではないのも、べつに不思議なことではない。
本件はその点で、「ミームの奪い合い」という性質があるが、ミーム的なものは、それを理解する訓練を受けてきた内輪には強い力を発揮するが、外部の人間には何のことかわからないという、閉鎖的な性質があるわけで。
日本の反核も、ミーム的部分にこだわりすぎても、かえって対外的な発信力を失なうという問題もありそうに思う。
オタク文化には、インテリぶったエロ批評に対する反逆の歴史みたいなのはあると思うんだよね
20世紀のインテリ左翼の、宗教保守へのあてこすり的なエロを否定し、 ひたすら自分がズリネタとして使いたいものを追求してこそ本物のエロだろ、みたいな
このへんもオタクの露悪趣味、反偽善、反左翼の流れの一部ということではないか
ここはタイトルも後から変更できるんだな
しかし正直俺もほんのりエロいという気がするし、
絵師的には「あんまり大っぴらに言うと仕事なくなるだろ」という心か、もしくは本人にも自覚症状がないパターンではないか…
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